2014-11-10から1日間の記事一覧

三島由紀夫、高橋和巳、ドストエフスキー、村上春樹

(1960年代後半生まれと思えない読書歴のような気がするけれど、ああ、やっぱり、とも思う。「年の離れた兄」の影響が強すぎて、自我の発達が遅れたのではないだろうか……。)

弱音力

サントリーのエッセンツィアは、結局、今あのホールでマイペースに静かに何かに取り組むのは無理な状態になっていて、3年がかりでお客さんは入らなくてもいいからベートーヴェンをやりたい、とか、結果はどうなるかわからないけれども何かやってくれそうな…

仕切り力

来年の大阪国際フェスティバルで大阪の4つのオーケストラが一晩で演奏するらしい。楽屋、どうするのだろう。2012年の大栗裕没後30年演奏会のときはシンフォニホールの楽屋に出演者すべてを収容できるはずもなく、スタッフさんが大変なご苦労をなさっていた…

物体の移動には時間がかかるのを知っていますか?

もしも将来コンサートが死滅して、音楽は全部録音を手元の再生装置で聴くしかなくなったとしたら、20世紀のライブ録音を聴いて、「なぜ演奏の前に長々と拍手が続くのか、仰々しい」と文句を言う人が出るかもしれない。コンサートがない世界の人には、演奏家…

プロコフィエフの7番のポリリズム化(グールド)

グールドは演奏中ずっと左右に振り子のように揺れていて大変目障りなわけですが(笑)、たぶん、楽譜の指定の拍子とは違うビートを刻んでいるんだと思う。6/8の第1楽章は8分音符4つずつでカウントして2小節を3分割、3/4の第2楽章は8分音符3つずつでカ…