2015-01-13から1日間の記事一覧

「几帳面な性格」

第一夜が映画をしっかりなぞっていないと第二夜が成立しないわけだが、第二夜をみたあとで、もう一度、第一夜をみると、最初にみたときとは見え方が変わって、なかなか面白かった。捜査がはじまってしばらくしたころ、笹野高志が、例のお芝居の「陪審員5号」…

哲学

「誰に頼まれたわけではないけれどギリシャ古典を読む(翻訳だけど)」を昨年来続けておりますが、ソフィストが登場して、ソクラテス(produced by プラトン)が出てくると、とたんに言葉の様相が変わる気がする。プラトンの描くソクラテスは、友好的にコミ…

補足:酒宴と構造

ペテン師と天才 佐村河内事件の全貌作者: 神山典士出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/12/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る 年末に文春から新垣擁護の本が出たあと、テレビが一斉に彼を使うようになったのは、講談社から佐村河内本…

放言の行方

2014年は他人の嘘をいわゆる「集合知」で暴くのが流行ったが、人間それほど暇じゃないので、2015年は、放言が放置されて、言った人の信用が下落していくのではないかという気がする。嘘や間違いを謝罪して訂正する人なのか、ほったらかしにする人なのか、誠…