2015-08-15から1日間の記事一覧

全知ではない語り手:スコット・マクミリン『ドラマとしてのミュージカル』

「18世紀=古典派/19世紀=ロマン派/20世紀=現代」という100年区切りの三分法(ほぼ19世紀末から20世紀初頭の芸術様式論に由来するような)じゃなくて、ワーグナーの前と後を対照するような枠組みを色々探し求める今日この頃。前のエントリーの総譜の段数…

総譜の段数

大栗裕は管弦楽を書くときには通常24段の五線紙を使う。(調べてみたら、「赤い陣羽織」や「夫婦善哉」のようなオペラも24段の五線紙に書かれていた。武智鉄二の創作歌劇シリーズは、小編成の室内オペラというコンセプトだったせいでもあるが。)一方、吹奏…