2016-07-13から1日間の記事一覧

animation の liveliness

という概念を知った。animation という作用は、現状では視覚的な記号もしくは表象に対して適用されることになっているけれど、そこで議論されている事柄は2Dや3Dの動画だけでなく映像一般を射程に収めているようだし、ひょっとすると、オーディオ・ドラマや…

個体の意志

個体の意志を尊重したうえでの退位があり得るということは、個体の意志を尊重した継承権の返上もあり得て、その地位が継承者を失って宙に浮く事態を想定しうる、ということですよね?地位を引き受けた者が採用しうる選択肢のひとつで、さほど珍しくはないし…

単数以上、複数未満

表象文化論は東京文化論のようなところがあって、日本代表の自負みたいな事態を吟味する道具を70年代以降あれこれ揃えて、ときには(あるいはしばしば)「複数性の擁護」という言葉が関係者から漏れたように思うのだが、あれはどうなったのだろう。半世紀経…

テレビ台本作法

日本のテレビはいまだにローバート・S・グリーン『テレビ台本作法』(ダヴィッド社)のやり方で番組を作っている、と柴田南雄が自伝で嘆いていたけれど、今は放送作家さんの定番の教科書やアンチョコのようなものが何かあるのだろうか?

東京1964年の「日本代表」意識

関西の動静だけを見ていると、1964年が大きな画期という感じはしないのだけれど、芸術新潮を順にみていくと、1964年にまたもや空気が変わる。巻頭グラビアが泰西名画からはじまるので、一見すると雑誌が保守化したのかと思うけれど、本文では盤石の安定感で…