2016-08-13から1日間の記事一覧

「風景の発見」説と人称論の効力

この時憲法九条は、柄谷が言文一致によって成立させたと指摘する「風景」「内面」「告白」の制度と対応させて考えることができる。柄谷は、近代文学が三人称客観文体を言文一致において確立したことを、「語り手の消去」として批判的に分析している。「語り…