2016-09-16から1日間の記事一覧

純愛

「私は、純日本産で、なおかつ万国共通に通用するものに関わりたい。それこそが、そしてそれだけが、男子の一生を捧げるに値する私のピーチ姫なのである。」こうですか?ピーチ姫「きもちわるい」(音楽は既にお姫様候補から落選している。浮世絵様をご神体…

江戸と西洋

広重の大胆とされる構図は、単なるローカルではなく、西洋絵画の遠近法を彼なりに摂取した成果とされているらしいのだが、そういうのは、日本のローカルをグローバリズムと対立させたい人にとっては、見たくない不都合な真実なのだろうか。三曲合奏(純器楽…

流れる文字

楽譜の校正作業をしていて気付いたのだが、accel. とか、pizz. とか、espressivo とか、という風に楽譜に添えられている文字たちは、紙の上に固定されてはいるけれど、楽譜というのは演奏しながら順番に読んでいくので、奏者の視線としては、「流れて」いる…

ゲーム内の時間とゲーム外の時間

Pは定刻に出現するので時報に使えるなあ、と私は思っているのだが、このゲーム内の想定としては、Pがいつ出てくるかはランダムである、ということになっているようだ。つまり、現実世界のいわゆる「物理的時間」(時計的時間)は、ゲーム内の時間(ゲームを…

戦法としての多様性と効果としての多様性

近所の競技場に、いまは全部、龍の第三形態が君臨している。そろそろ飽和して皆さんたどりつくところへたどりついてしまったのかな、という感じがしますが、P は、おそらく、相互の得手不得手を相殺し合う多元的なジャンケンのように設計されているんですよ…

浮世絵にも輸出用のローカライズがあったのですか?

増田氏の思いつきに乗せられて、ゲーム研究者がうっかり、日本のゲームは既に「浮世絵化」している、と断定してしまっているが、徳川時代の浮世絵は、現代のビデオゲームのように、輸出を前提に生産されるに至っていたのだろうか? もしそういう事実があるの…