2016-10-06から1日間の記事一覧

世界はおおむね順接している

私の乏しい経験の範囲では、責任ある立場を引き受けている人は常識があってちゃんとしており、いまいちな人がトップに座っている組織や団体はやっていることもいまいちだったりするように思うのだが、逆説を弄んでトリッキーな人生を歩むアカデミシャンの周…

不在の説明責任には悪魔が宿る、かもしれない

ないことの証明は悪魔の証明だと言われるが、そこにいないこと、行かないことに対して説明すべき責任を負う、という発想は、つながりが過剰な悪魔の倫理かもしれない。不在は単なる不在であり、例えば後で話を聞いて、行けば良かったと思ったら次の機会に行…

政治的に等価

右と左の色分けはもはや意味をなさない、と宣言したとしても、裏と表という区別に置換しただけなのだとしたら、それは、いわゆる役人的な言い換えのご都合主義の疑いが残るかもしれない。

表と裏の投票ゲームは複数的か?

表と裏、という「紙の文化」に特徴的かもしれない語彙・発想の限界については、前に、斉藤桂氏の本についての感想として書いたことがあるけれど(だから、誰かが「表と裏の記号論」を一度表象文化論として本格的に論じてもいいんじゃないかと思ってはいるけ…