2016-10-14から1日間の記事一覧

音楽の散文

そういえばこの概念を駆使する音楽論は、まだ日本語では書かれていないかもしれませんね。戦後西ドイツの音楽研究のこの島における受容の積み残しかも。散文は、まだ生まれたばかりである。

舞台様式の独白

シューベルトもチャイコフスキーも、秘密を告白するリリカルな音楽が、劇音楽の手法を借りてなされるのはどういうことなのだろう。西洋音楽において、何故に一人称は舞台のモノローグの様式になるのか。たぶんそうではないポストロマン主義をさぐり当てるた…