演奏会
最近ラジオが気になって仕方がなくて、そちらへ引きつけすぎた感想になるかもしれませんが、西村朗の室内オペラ「清姫 - 水の鱗」を聴いてきました。初演は2011年で、指揮はそのときと同じ田中信昭、作曲者もご臨席。
びわ湖ホールのコンヴィチュニー・アカデミーでパパゲーノが盛り上がったあと、京都の小澤征爾塾へ行ったら、早速共同通信が写真入りで記事にしていますが、アンコールにご登場でエグモント序曲。 小澤さんが観客の前で指揮をするのは、昨年1月の水戸室内管…
……という名前でもよかった気がするのだけれども、プログラムの表記は、 新・音楽の未来への旅シリーズ いずみシンフォニエッタ大阪 第30回定期演奏会 「作曲家 西村朗」 〜光と影の響像 1970-2013〜 2013.2/2(土)16:00
[短い不機嫌な追記あり]今にもそういうことを言いそうに前のめりな人がいるので予防の意味で書いておく。
大澤壽人がオーケストラ・ニッポニカで「蘇演」されたのが2003年2月で、関西のコンサートへ大澤壽人の本格的な第一派が来襲したのは2006年3月ですから3年の時差があった計算になります(http://d.hatena.ne.jp/tsiraisi/20120913/p1)。山田和樹がブザンソ…
時間がないので一気に要点のみ書きますが、大阪フィル2012年度の最大のトピックは、「大植英次の次がどうなるか」でもなければ、もちろん、「ハシズムとの闘い」でもなく、遂に大フィルが女子力アップに乗り出した、ということなのではないか?
6/2のことを今更にはなりますが、前日に父親が入院したり、あれこれ慌ただしかったのが少しだけ落ち着いたので、相変わらず溜まっている仕事の合間に改めて要点のみ。
[年データが一部まちがっていたので訂正。]ということで、終了しました。2時間40分の長丁場でしたが、「ホルンを愛した男・大栗裕」というところで筋を通したことで、色々なことがくっきりしたイメージに収まった演奏会だったような気がします。いかがでした…
前のエントリーでご紹介した日経3月8日付の大栗裕記事の最後に、4月の2つの大栗裕演奏会に続けて紹介されていますが、来年2月に茨木で「赤い陣羽織」をやります。
大阪フィル今年度最後の定期は、大山平一郎さんの指揮でウェーバー「オベロン」序曲、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番(独奏は野平一郎さん)、シューマンの交響曲第3番。
大植英次・大フィルの「第九」は、こういう風に表記したくなる演奏でした。(明日もあります。)
堤俊作指揮・大阪市音楽団のCD「Salute from Osaka 2000」には、アルフレッド・リードが作曲した同団創立70周年記念のファンファーレと組み合わせて、大栗裕編曲による大阪市歌が収録されています。新しい市長さんがご就任の際には、是非ともこれを祝賀演奏…
ザ・フェニックスホールのレクチャーコンサート。 わんぱく王子の大蛇退治 [DVD]出版社/メーカー: 東映ビデオ発売日: 2002/11/21メディア: DVD クリック: 31回この商品を含むブログ (18件) を見る
「スメタナは民族自立を悲願とする愛国者であり、彼らの如き血塗られた歴史を持たない日本国の国民として、我々は、想像を絶する環境を生きた芸術家への讃辞を惜しまない。エリシュカ指揮・大阪フィルハーモニー交響楽団による「我が祖国」の名演に接し、日…
[短い追記あり]先週は下野竜也指揮・大阪フィルで慎重に丁寧に作った第二交響曲を聴いて、なるほどブルックナーはこういう近づき方をすればいいのかと色々教えられた気がしていたのですが、児玉宏指揮・大阪交響楽団の「ロマンティック」はブラス・セクショ…
荒井 英治 昭和のヴァイオリン・ソナタ選アーティスト: 荒井英治ヴァイオリン・白石光隆ピアノ,外山雄三・尾崎宗吉・吉田隆子・箕作秋吉,荒井英治・白石光隆出版社/メーカー: ナミ・レコード発売日: 2002/11/05メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る
大栗裕 : 大阪俗謡による幻想曲、ヴァイオリン協奏曲 他アーティスト: 高木和弘,下野竜也出版社/メーカー: Naxos発売日: 2002/05/01メディア: CD クリック: 11回この商品を含むブログ (20件) を見る
本日はフィルハーモニック・ウインズ大阪の第10回記念定期演奏会。大栗裕が天商バンドの恩師、高丘黒光に捧げた1974年の曲「挽歌」を聴かせていただくことができました。お弔いの音楽を洋楽器で書くときには、葬送行進曲であったり、エレジーであったりとい…
被災地支援で、大阪クラシックのミニ版をやりたい、と大植英次さんは先日の記者会見でも言っていましたが、本日、発表になったようです。 大阪市と(社)大阪フィルハーモニー協会は、平成23年4月28日(木)大阪市役所本庁舎内各所において「がんばろう日本 …
今夜、リスト編曲の「幻想交響曲」を松村英臣さんが弾く演奏会が、大阪倶楽部であります。付け合わせはシューベルトの即興曲(op.90のほうの4曲)。
[追記あり]過剰に防衛的になるのは、心のなかに後ろ暗いことの溜まっている人たちにまかせて、こういうときこそ、できることを堂々とやりましょう。必要な人に必要なものが必要なときにスムーズに届くためには、心とカラダが過剰にこわばっていないことが大…
[追記あり]「シュテファン王」序曲、マーラーの管弦楽歌曲、ベートーヴェンの12番のカルテットで、シンフォニーも標題音楽もないオーケストラ・コンサート。寺岡清高の指揮によるユニークなコンセプトのシリーズ。
昨年からコンチェルト1曲とシンフォニー1曲を組み合わせる大植英次・大フィルのブラームスの4回シリーズが続いていて、本日が最終回。アンコールのスペシャル・トーク(?)の内容は、「ブログに書いちゃいけません」とのお達しがあったので書きませんが^…
[11/23 岡田暁生の新刊の感想を真ん中あたりに簡単に追記しました。←12/1 この部分をさらに書き足しています。]木村吉宏さんが出演して大栗裕を語るNHK-FMの番組、録音できていたのでようやく聴くことができたり、大阪センチュリーを語る鼎談に参加させてい…
「リズム―見る・聴く・話す」フェニックスホールであった公演。批評が今夕の日経(大阪版)に出るようです。楽しく、かつ、ためになる。打楽器・リズムは身振りや言葉や遊び心や踊りや……と様々なものを巻き込むわけですが、実際にやってみせられる説得力は圧…
皆さん東西を往き来したツィメルマンとヴィンシャーマン(朝日新聞はいまだにビンシャーマンと表記している……)のお話ばかりで、そこに埋もれて話の順序が前後してしまいましたが、9/28の児玉宏指揮・大阪交響楽団定期。2管編成の団体が創立30周年でリヒァ…
8月は大栗裕の歌劇「夫婦善哉」に明け暮れましたが、ひきつづきまして、9月は音楽物語。大栗裕作曲の「ごんぎつね」をやります。http://www.bf-concert.com/index.html私の地元茨木市で十年来続いているバリアフリーコンサートで取り上げていただけること…
ブラームスの4番とか、マーラーの9番とか。大植さんが大フィルで作曲家の最後にまつわる音楽を振ろうとするたびに事件が起きておりましたが、呪い(?)は解けたようですね。アルプス交響曲や先のブラームスの1番もそうでしたが、いかにも大フィルらしい…
[7/9 最後にちょっとだけ追記しています。]「才能がある」という言葉は、何をもって「才能」と呼ぶか定義ができない、いわばブラックホールのような概念。あまりのことにこちらの判断・理解を超えていてお手上げである、ということを表明する讃辞なのだと思…
先日お知らせしたNHK大阪放送局開局85周年記念「よみがえる関西のオーケストラ作品」公開録画。http://pid.nhk.or.jp/event/PPG0062241/index.htmlNHKの告知ページには出ていないのですが、大栗裕の歌劇「夫婦善哉」も、さわりの部分が演奏されます。部分…