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音楽に特に興味がないアウトドア派の意見が聞きたい『日本の吹奏楽史1869-2000』

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こういう本があればいいのに、と思っていると、すかさず出ますね。仕事が速い。頭が下がります。 日本の吹奏楽史: 1869‐2000作者: 戸ノ下達也出版社/メーカー: 青弓社発売日: 2013/12/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る

「大阪21世紀協会」的なもの

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吉本新喜劇ギャグ100連発、みたいのがあったじゃないですか。パチパチパンチとか、そういうのをひたすら繋いだ映像商品。

トマシェフスキー家のマイケルくん

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クラシック音楽の話はビジネス・オリエンテッドなマインドの方々の関心を惹きうる、というこの1年くらいのザワザワした感じの震源のひとつはこれか、ということが、遅ればせながら現物を手にとってわかった。 オーケストラは未来をつくる マイケル・ティル…

次は「音楽事務所の社会史」でどうか?

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NHKの新年のオペラ歌手番組の「席次」(選曲と出演順)は、誰がどうやって決めるのだろう。

桐島よりも、橋本の声が問題なのでは?

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新年早々にこれを観た。 桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)出版社/メーカー: バップ発売日: 2013/02/15メディア: DVD購入: 4人 クリック: 21回この商品を含むブログ (107件) を見る

音楽家は「誰かが育てる」ではなく「自ら育つ」

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2013年のまとめ(http://d.hatena.ne.jp/tsiraisi/20131230/p1)に、ひとつだけ書き足して今年の最後とします。

2013年のまとめ

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[「そして2013年度に入ってからの関西各種媒体での急激な露出の増加は、自然に評価が高まったというよりも、事業体の戦略的な取り組み、しかもおそらくは、アーツ・マネジメントの手法というより、即効性が期待できる一般商品のマーケティング手法を全面展開…

『フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか』はなぜ私を脱力させたのか?

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フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか (新潮新書)作者: 浦久俊彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/12/14メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 本屋で序文と目次だけ立ち読みして、「この本を音楽書としては出したくなかった」と…

公演は誰のものか?

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文化庁芸術祭の受賞者決定プレスリリース(http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/media_geijutsusai_131225.pdf)を見ると、今年の音楽部門は、「公益法人東京オペラシティ文化財団」「公益法人サントリー音楽財団」と、東西で公演を主催する財団に…

舞台の上のまぼろし……のようなもの(ジョナサン・クレーリー『観察者の系譜』)

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観察者の系譜―視覚空間の変容とモダニティ (以文叢書)作者: ジョナサンクレーリー,Jonathan Crary,遠藤知巳出版社/メーカー: 以文社発売日: 2005/11メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 37回この商品を含むブログ (75件) を見るこの邦題は、列伝風に歴史上…

詩と音楽と舞踊:バレエ重要

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また、今年9月にはフェスティバルホールの広い舞台を活用した「コンサートオペラ」を井上道義の指揮・演出により開催しましたが、来シーズンは井上が得意とするバレエ音楽を、東京バレエ団を招いてコンサート形式で開催。「祝祭のボレロ」と題し、井上道義…

イベントの経済:(満足度)=(結果)−(期待)

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ラジオでも話しましたが、たぶん、そういうことだと思う。上手い音楽家が上手に演奏して、いまいちな人の演奏がいまいちだったとしても、それは「あたりまえ」なのであって、ライヴイベントとしては、何も起きてない。その感じは、こういう風に定式化できる…

2009年のイドメネオ

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大栗裕に関する資料をあつめだした頃からぐちゃぐちゃになっている家の中のを少しずつ整理していますが、過去5年分くらいの演奏会プログラムを整理していて、2009年にザ・カレッジオペラハウスが「イドメネオ」をやっていたのを発見。児玉宏さんが一回だけ…

ラジオのワーグナー、映像化されたワーグナー、村の鎮守のワーグナー

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NHKのFMで今年のバイロイトを放送してますが、これをなんとなく流しながら、先日貸していただいた笹田和子(日本初のワーグナー=ローエングリンでエルザを歌った人)さんの資料音源を聴いたり、「未来の芸術 バイロイト祝祭劇100年」というシェロー/ブーレ…

大阪のアパッチとイフィジェニー2部作

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今朝、これを読み終わって、 夜を賭けて (幻冬舎文庫)作者: 梁石日出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 1997/04メディア: 文庫 クリック: 20回この商品を含むブログ (16件) を見る映画は、東映で山本太郎なんですよねえ……。 今夜、これを、まず半分見た。 Iphige…

ビとボの話:音楽に「美しさ」はあるの、要るの?

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そういうのをことさら強く求める人は、たぶん、音楽を一方的に愛しているが、音楽からは愛されていない気がする。

東アジアの運命?

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ドイツのオトナたちは「身も蓋もない真実を簡潔に言い表す語法」を好む。 完成したコピーに非のうちどころはなく、コンクールでの高い評価を受ける。しかしまともに弾けるのはこれだけだ… ピアニスト、国立音楽大学大学院・今井顕の書評ブログ : 2013年12月 …

演奏会形式のオペラは……

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スター主義を徹底すると長大なガラ・コンサートになる(一般論)。ドゥダメル&スカラ座のアイーダとか。

軍事のメタファー

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巧妙に「オレ」のコミットメントが消された戦争文学のような感じがする。 今50代や40代の社会の中核にいる人々は、冷戦の最中に育ち「次に戦争が起これば全面核戦争で世界は破滅する」といった戦争観を拭い難く植え付けられている。「オリンピック中継の…

もはや神童ではなく、まだ大家でもなく

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日経に批評が出たようですが、自分の仕事の感想を自分で書く自家中毒みたいなことをするのは、自分がやるのも、他人がそういうやり方で口コミの水増しに精を出すのを見るのもウンザリなので、やりません。(そういうのは「内輪ウケ」と言って、オトナのやる…

東映時代劇

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あかんやつら 東映京都撮影所血風録作者: 春日太一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/11/14メディア: 単行本この商品を含むブログ (34件) を見る 梅田の紀伊國屋で現物を手にとってパラパラと目次をながめて、これは大変だとその足でDVDコーナーへ行き…

「聴き合う」とはどういう状態か?

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AとBという2人の人物がいて、日本流に言えば目上であるAが話しているときに、Bが控え目にハイ、エー、なるほど、と相槌を打っていたとする。Bは、本当にAの言うことを聴いているのか、それとも、相手に逆らうことなく従順なだけなのか。AがBの言うことをち…

感想

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あの法律は、賛成した人にとっても反対した人にとっても、上に立つ人は闘い済んで清々しそうだけれども、現場が困る案件な気がする。そこが嫌な感じ。ウルバンスキは、前に聴いたときは、卒がなさ過ぎて音の印象が残っていないのだけれども、今回は3曲とも…

根拠なき熱狂

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ノーベル賞おめでとう、な感じに本屋の目立つ棚に並んでますね。 投機バブル 根拠なき熱狂―アメリカ株式市場、暴落の必然作者: ロバート・J.シラー,Robert J. Shiller,植草一秀,沢崎冬日出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2001/01メディア: 単行本購入…

『バブル女……』

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「バブル女」という日本の資産 `永遠の勝ち組'世代の消費を読む作者: 牛窪恵出版社/メーカー: 世界文化社発売日: 2013/12/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 読まなくてもタイトルだけで何が書いてあるのか予測できてしまうような……。

後進国アメリカの鉄道と産業革命(シヴェルブシュ『鉄道旅行の歴史』)

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鉄道旅行の歴史 〈新装版〉: 19世紀における空間と時間の工業化作者: ヴォルフガング・シヴェルブシュ,加藤二郎出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2011/12/09メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 今さら感のある文化史の有名な本ですが、鉄道…

オケでアルフレッド・リード

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こういう語彙は通常のオーケストラ音楽にはないな、という部分が浮き彫りになるところが面白かった。(下野竜也・大フィルの「オセロ」管弦楽編曲)吹奏楽ファンとオーケストラファンの接点を見つける試み、回を重ねる事に会場の雰囲気がなごやかになってい…

谷崎潤一郎と歌舞伎とオペラ

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武智鉄二「1959思い出のステージアルバム イタリアオペラ」『音楽之友』1959年12月号、p.50。 シミオナートは世界最高の名優だと思う。オペラ歌手としては……というような、条件つきの名優ではなく、演劇もバレエも、すべての舞台芸術を通して、第一級に位す…

2013年10月クールの木曜9時問題

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三谷幸喜のドラマ台本には「CM」の指定があるらしい。 三谷幸喜 創作を語る作者: 三谷幸喜,松野大介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/11/15メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (6件) を見る 我が意を得たり。松本幸四郎のギャルソン…

ユートピアとしての「緩さ」

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アンシャンレジームにおける啓蒙と古典主義(おおらかな古代人は素晴らしい)とか、産業革命と都市への人口流入期におけるロマン主義(森の民の「こえ/うた」を聴け、それこそがもうひとつの世界の扉を開く呪文なのだ)とか、と同じように、「緩い」ことは…