ヤマカズと「限られたパイ」の幻想

3年前まで無名だった指揮者の山田和樹(33)が2012年の夏、たて続けに大舞台を成功へ導き、ついに全貌を現した。今年が生誕100年に当たる20世紀の大指揮者、山田一雄(1991年没)は「ヤマカズ」のあだ名で親しまれた。次の世紀に活躍の場を得た山田和樹は、すでに「ヤマカズ21」と呼ばれ、未来のマエストロ(巨匠)の座に王手をかけつつある。

小澤征爾が惚れ込んだ指揮者「ヤマカズ21」 パワー全開の夏 |アート&レビュー|NIKKEI STYLE

無署名ですが、清々しい記事ですね。「巨匠の座に王手」と言われて、いいんじゃないの、と読みながら応援したくなるのは、この人を誉めることが誰かを貶めることとセットじゃないからだと思いました。

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