大阪フィルのメンバーによる「室内楽の愉しみVol.40」

大フィル会館。コンサートマスター、ロバート・ダヴィドヴィッチの企画で、曲目も、室内楽演奏会として、本格的なものでしたし(ラヴェル「序奏とアレグロ」、モーツァルト「ヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲第1番」、ドビュッシー「弦楽四重奏曲」、ブラームス「クラリネット五重奏曲」)、全曲出演したダヴィドヴィッチのもとで、演奏は、このシリーズのいつもの水準をはるかに超える完成度でした(特にドビュッシー!)。

大フィルの室内楽シリーズは、今回で終了だそうです。伊東信宏さんのあとを受けて、第18回から5年間、解説を書かせていただき、私にとっても、思い出深く、また、本当によい勉強になりました。

今回の好演がこれっきりで終わるのは、もったいないと思います。何らかの形で、大フィルの室内楽コンサートが、いつか復活してくれたら、と願っています。