小林道夫教授の「大人のための音楽の時間」3時限目「シューマン夫妻とブラームス」

午後、びわ湖ホール小ホール。シューマン夫妻の合作歌曲集「春の愛」(メゾソプラノ:寺谷千枝子、バリトン:萩原次己)、ディートリッヒ、シューマン、ブラームス合作の「F. A. E.」ソナタ(ヴァイオリン:漆原朝子)などを通して、標記三人の交友を紹介。ウィットに富んだ語りは、たしかに、上質な「大人の時間」。クララ・シューマン「ピアノ三重奏曲」(チェロ:向山佳絵子)は、声を荒らげることなく、花を愛でるような、優しい演奏で、この曲の魅力がはじめてわかったような気がしました。