パリ管弦楽団演奏会

大阪国際フェスティバルの初日。特別なことをするわけではなく、腕利きをそろえたオーケストラのうまさだけで一晩の演奏会を成立させてしまうのは、ひとつの成果ではあるかもしれません。デパートやホテルの一室の、高価な宝石の展示会のような演奏会。年に一度の音楽祭、たくさんのお金をかけて、高級感を演出しようとしていることは、非常によくわかりました。指揮:プラッソン。ラヴェル「優雅で感傷的なワルツ」、「ラ・ヴァルス」、ルーセル「バッカスとアリアーヌ」第2組曲、ムソルグスキー/ラヴェル「展覧会の絵」。