アンサンブル・ムジカ・リチェルカータ

京都府立府民ホール・アルティ。カウンターテナー(アレッサンドロ・カルミニャーノ)、ヴァイオリン(リーダーのミヒャエル・シュトゥーヴェ)、ヴィオラ・ダ・ガンバ(平尾雅子)、リコーダー(山岡重治)、トロンボーン(セルジョ・ベルネッティ)という地味な編成ですが、中世の巡礼歌からバロック初期のモノディまで、音楽様式の変遷、およびその過程でのフィレンツェの位置がよくわかる、目配りの聞いた選曲ではあったと思います。