「熱狂の日」音楽祭2005:長岡京室内アンサンブル

午後、東京国際フォーラム。音楽祭そのものについては、1公演を聴いただけなので、踏み込んだ感想を書くことはできません。チケットの販売・会場の人の動線・誘導方法など、初回ということもあり、スムーズではない(やや煩わしく不自由)な気はしました。また、来年は、モーツァルトをテーマに第2回が開催されるそうですが、主催者側が全体を管理・制御して、いわば、クラシック音楽のテーマパークを虚構的に作り込むのか(日本の「博覧会」のノウハウに沿って)、それとも、演奏者・聴衆の双方にイレギュラーな出会いが可能な、緩くオープンな空間にするのか(欧米流の音楽祭にならって)、落としどころを決めた方がよいのでは、とは思いました。

長岡京アンサンブルは、1曲目が、初日と同じハイドン「時計」交響曲に変更。第2楽章の清潔なカンタービレが新鮮。モーツァルトに引き寄せたハイドンという感じでしょうか。2曲目、ベートーヴェン「セリオーソ」(マーラー編曲)は、やや未整理な印象でした。