ヴィオラスペース2005大阪

イシハラホール。川本嘉子によるバッハ「シャコンヌ」に驚かされました。こんなに大胆で自由なアイデアをもっている人だったとは。

ヴィオラという楽器にとって、舞台の中央に立つことは幸福なことなのかどうか。 この日、出演された他の三氏(今井信子、川崎雅夫、店村眞積)の独奏者ぶりは、たしかに、この楽器を使いこなす立派なものではあるけれど(特にヒンデミット「無伴奏ソナタ」の店村さんの太い響き!)、あくまで「大きなヴァイオリン」という感じ。川本さんの柔軟性は、別の次元にいる印象でした。