ゲルトルート・シルデ(vn)&クラウス・シルデ(pf)デュオリサイタル

ムラマツリサイタルホール大阪。バッハとロマン派(シューマン、メンデルスゾーン)、同時代の作品(ベルント・フランケ)を組み合わせた歴史的プログラムといい、骨太のフーガ(「半音階的幻想曲」)、つぶやくようなシューマン(「アラベスク」、「ヴァイオリンとピアノのロマンス」)、メンデルスゾーン(「ヴァイオリン・ソナタ」ヘ長調)のレジェッロといい、ヴァイオリンとのデュオでの節度のある弾き方といい、クラウス・シルデの演奏は、ちょっと懐かしい、お手本のようなドイツのピアノですね。会場は、ピアノのお弟子さんと思しき人たちがたくさん。