アンサンブルりくむコンサートVOL.4<ドイツバロックの巨匠たち>(大阪)

自由空間ミューラシア(大阪、阿波座)。バロック・フルートの太田里子とチェンバロの三橋桜子。既に一般のコンサートホールにも出演しているお二人が、昨年から小さな空間で続けているデュオ。町工場の中の民家の一室を使ったギャラリー。音響的には、やり辛そうでしたが、板の間で、座布団に座って古楽を聞くというのは、面白い経験でした。

ゲストにバロック・チェロの懸田貴嗣。曲目は、バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番」(抜粋)、テレマン「フルート、チェロ、通奏低音のソナタ」イ短調、C. P. E. バッハ「フルート・ソナタ」ト長調、テレマン「無伴奏フルートのファンタジア」第12番」、バッハ「フランス組曲第5番」(抜粋)、バッハ「フルート・ソナタ」ホ短調など。

ヘンデル「調子の良い鍛冶屋」をチェンバロとフルートのオブリガートに編曲したり、アンコールで、ヘンデルのアリアに、日本の童謡のカノン風アレンジを組み合わせるなど、音楽に対する考え方も柔軟。