ユダヤ声の万華鏡

ザ・フェニックスホール。前半のエリ・ベシャリは、イエメン系の歌をステージ化した、いわば「ワールドミュージック」系の人。後半のエレサレム・アデス・シナゴーグの宗教歌(シリア系)は、はっきりした導音進行のあるユダヤ的な歌と、アラブ的な旋法とが混交した、興味深いものでした。