ユーリー・バシュメット&モスクワ・ソロイスツ合奏団

京都コンサートホール。ピリオド奏法を逆手に取ったシンセサイザー合成のような音響(バッハ「ブランデンブルク協奏曲」第6番)、弦楽器の生理と呼吸(チャイコフスキー「弦楽セレナード」)、渋くくすんだ音色(モーツァルト「協奏交響曲」変ホ長調)。世界の中心にヴィオラが位置する異次元空間に迷い込んだような不思議な演奏会でした。