長岡京室内アンサンブル

京都府立府民ホール・アルティ。今回は、若手がソロやリーダーとして活躍するヴィヴァルディの協奏曲(「チェロ協奏曲」ニ短調=独奏:マルクス・ベリ、ヴァイオリン様相曲イ短調op.3-6=独奏谷本華子)とグリーグ「ホルベアの時代」(コンサートマスター=ヤンネ館野)、他にリュリのバレエ音楽「愛の神の勝利」、三枝成彰「レクイエム」という、比較的こじんまりしたプログラム。ヴィヴァルディで、奏法や弓がバロック的なのに、ピッチがモダンであること、リュリでバロックダンスが加わったのだけれど、ソロ(樋口裕子)で数曲だけだったことなど、歴史考証的に、やや中途半端な印象が残りました。