京都市交響楽団第483回定期演奏会

京都コンサートホール。指揮、大友直人。メンデルスゾーン「スコットランド交響曲」は、個性のない語り口だけれど、寒々とした序奏、ひなびた城、明るい太陽の下での踊りといった音色の変化は見事。台詞や演技はいまいちで映像は美しい、ファッショナブルな映画のような演奏でした。R. シュトラウス「ドン・キホーテ」も同じ路線。チェロ(堤剛)に負けず、ヴィオラ(川本嘉子)が雄弁なので楽しめました。