作曲家はオカルトがお好き?

血液型占いとさほど違わない似非科学(そう言われればそうかもしれない、という程度のぼんやりした経験則に、論証のレヴェルが全然違う科学知識をくっつけるのがパターン)の知識で、大風呂敷を広げるとこうなる。

http://yoshim.cocolog-nifty.com/office/2010/07/post-1a56.html

かつて松下眞一が、音楽之友社から出したエッセイ集(元は雑誌連載)でアーリア人優秀説を大真面目に解説していたのを思い出しました。やっぱり吉松先生は、世代的に、SFや似非科学でオカルティックな空想を広げる脳内錬金術への未練を強くお持ちなのでしょうか。

「提供:Japan Arts クラシック・マガジン」で、最後にコンサート予定が出ているパブ記事ですし、面白いからいいや、ということで。
大阪人は、いわゆる「ツッコミ」のリアリズムで、こういうのを、アホか、といって真に受けない、とされていますが、

一方で、大阪生まれで、吉松さんと親しいらしい西村朗さんも、しばしばオカルティックな雰囲気をあたりに振りまくところがあって……。

あれが、東京向けの営業なのか、もうちょっと違う何かなのか、そこがいつも、よくわからない。そろそろ、そういう看板を降ろしてもいいんじゃないか、と傍目には思うのですが、(「スコラ」の坂本龍一とは違って)まだ簡単に種明かしして店じまいはできないのでしょうか。何か大きな恐れや野望があるのでしょうか。

(そんな風だから、野望・陰謀・成り上がりが大好きな岡田暁生が接近してくるわけで……。まあ、その程度のことは、学者という名のピエロに踊っていただきつつ、上手くやるのでしょうけれど。)