大栗裕「序奏と舞」&「日本のあゆみ」

元大阪市音楽団の木村吉宏先生が音楽監督を務めるフィルハーモニック・ウインズ大阪が来る4月30日にオール大栗裕の演奏会を計画しています。

フィルハーモニック・ウインズ大阪第12回定期演奏会〜大栗裕よ永遠に〜 2012年4月30日(月・祝) 16:00開演(15:00開場) いずみホール

2月2日チケット発売開始!!

♪曲目♪

  • 交響的断章「序奏と舞」
  • 巫女の詠えるうた
  • 吹奏楽のための「大阪俗謡による幻想曲」
  • 吹奏楽のための小狂詩曲
  • 吹奏楽のための交響詩「日本のあゆみ」

※内容は変更になる可能性があります。

http://www.osakan.jp/concert/teiki12.html

予定曲目のうち、交響的断章「序奏と舞」は大栗裕が1957年、「大阪俗謡による幻想曲」を作曲した翌年の秋に朝比奈隆のヨーロッパ公演のために書き下ろした管弦楽曲で、今回新たに吹奏楽に編曲して演奏する計画と聞いています。元の管弦楽曲は、朝比奈隆がヨーロッパ公演で演奏していますが、現在のところ国内での演奏記録が見当たらず、ひょっとすると国内初演かもしれません。

「日本のあゆみ」は、1965年の第5回「2000人の吹奏楽」(現在の「3000人の吹奏楽」)のための委嘱作品でそのときは朝比奈隆の指揮による合同演奏があり、その後、鈴木竹男さんと阪急少年音楽隊によって何度か再演されていますが、演奏は1980年代以来久々になるはずです。語りを交えて、大栗裕が得意とした音楽物語の形で進行します。これも貴重。

大阪フィルによる没後30年記念演奏会(4/20チケット発売中 → http://osaka-phil.com/schedule/detail.php?d=20120420)とあわせて是非。