で、結局

私自身は、演奏会形式のオペラというものに前からそもそも疑問があるのですが、そのことは、いつかちゃんと書くときまでの宿題にします。

どういう風に作っていて、それぞれのパートがどんな風に関わっているのかということは、なんとなく様子がわかりましたし、この先も、予定ではあと2年あるわけですから、結論を急ぐ必要はない。

モーツァルトが死ぬまでに、まだあと10年分もあるのだし、モーツァルトといえば、反射的に「天才」とか「トリックスター」とか、そういうイメージが返ってくるような、性急でせっかちで安易な「即決」をしないためにこそ、3年もの時間を費やすのでしょうし……。だからこれは、うっかりすると、ついいつもの癖でその場で何かが強行されているかのようにもなっちゃうけれども、(そして音楽家は「本番」へ向けてテンションを上げて、終わったらぱっと忘れて、オツカレサンで次へ気持ちを切り替える仕事ではあるけれども)本質的に、その種の、話がてっとり早くて、さっさと勝敗がついちゃうのとは違う時間軸で動いているプロジェクトのはず。ジクジクと色々なことが3年間持ち越される気の長い話です。総合力が問われますね。

(しかし、その頃までtwitterちゅうやつは流行つづけとるんやろか。3年分のつぶやきのアーカイヴって相当な量になっちゃうよ。)