在外研究の条件

……ということで、午前3時を過ぎて、まだ延々とレスピーギを聞き続けて、これはファリャと並んで調べたら面白そうだという感触を得たのですが、

音楽学でヨーロッパの周縁国というと北欧か東欧で、スペインやイタリアに人があまり行かないのは、成果の見込めるしっかりした受け入れ先ルートが確立していないとか、そういう理由によるのだろうか。

あるいは、観光地とかOL・脱サラな人とかに人気があって、研究で行くといっても信じてもらえそうにないからだろうか。いかにも行ったら楽しそうなところへの旅行に、わざわざ税金を投入できるか、そういうのは監査を通りません、みたいな。詐欺を予防する暗黙のガイドラインとして、案外それは有効かもしれないけれど。

これから海外へ出ようとする人は、思い切ってポーンと南半球まで行くしかないのかもしれないね。