混沌としていた資料の山がかなり片付いた。
- (a) 公刊されている既読の資料(世間に知られており私も知っているもの)
- (b) 公刊されている未読の資料(私にとってはこれから読み、学ばねばならないが、世間にとっては既知のことなので、ぐずぐずしないでさっさとやれ、で終わってしまう性質のもの)
を整理してしまうと、
- (c) 世に出ていない未整理資料
が本棚1つ半とダンボールで畳3つ分くらい。
これは、各方面のご協力で、わたくしが世間からお預かりしていると考えるべきものだと思うので、鋭意、整理・分析を進めねばなりますまい。
これで課題は(物理的にも)明白になった。
「本棚1つ半と畳3つ分」を多いと考えるか、たったそれだけと考えるか。そんなことはどっちでもいいが、
コンサートって、一晩数時間の公演で百万単位かそれ以上のお金が動いたりしますもんね。クラシックだと、まとまった形でそれが誰かの懐に入るわけではなく、右から左へ「動く」という感じだが、それにしても、そういう現場に携わるのと随分違う事柄であるのは間違いない。
ひとりの人間が30年間五線紙の上にひたすら鉛筆を走らせた結果が、巡り巡っていろいろなことを引き起こした。その顛末を追いかけようとしたら、こういうことになるんですね。「一晩で数百万」は、そういう作業の上にのっかった花火のようなものではある。機械語で半導体メモリ上に0と1をひとつずつ書き込んでいくのと、パワポの美麗なプレゼンで大口のビジネスをやることの違い、みたいなものか。