連休明け

今年は特に、連休中、5月上旬は関西のコンサートが少ない。

  • (1) ここ数年、オーケストラの定期が月の後半に集中する傾向がある。

みたいのがベースにあって、

  • (2) 連休中はお客さんも都会を離れるのだから、普通のコンサートをやるには適さない

なのか、

  • (3) 普段はコンサートをやらない自治体や各地のホールが連休特別企画でイベントをやる「かき入れ時」なので、音楽家の皆さんが各地を飛び回っている

なのか、

  • (4) お客さんが休む時期には音楽家も休む

なのか、

具体的なことはよくわかりませんが、とりあえず、そういうわけで、この時期は「盛り上げ屋」稼業の人たち(業務でそれをやる人たち、ならびに、世間に撒かれたネタを喰ってソーシャルに生きる人たち)が、手持ちぶさたであったように見える。

おおかた、いつもより暇だから、いつもは考えないことを思いついてしまった、あるいは、そんな連休もようやく終わったので、ここらで一発、景気づけに花火を打ち上げたくなった、そんなところなのであろう。

365日、毎日がパーティであって欲しい人たちのやりそうなことだ。

そして、そんなパーティの「余興」扱いされてしまっては、「大問題」も立つ瀬がないわな。

(放送業界では、こういう時に埋め草扱いされる話題が「ヒマネタ」と呼ばれていたそうだが、「大都市と地方の格差」なる話題が、そのような「ヒマネタ」なタイミングでしか人の口にのぼらない、というのは、そうした「ネタの格差」こそが、問題なんじゃないかねえ。どうせあと数日したら、「今月の来日アーチスト」の話題で頭がいっぱいになるんでしょ。)