順当

弦楽四重奏一次予選結果はそんな感じでしょうか。(大阪国際室内楽コンクール)。

アジア系(ドイツ在住でめちゃドイツ風なベートーヴェン)が一団体、モダン・ピリオドのハイブリッドなスタイルが一団体(個人の意見としてはベスト・ドビュッシー賞をあげたい、こういう譜面になってたのか、と聴きながらすごく勉強になった)。キャラの立つところをピックアップするとしたら、このあたりがどこまで行くか、でしょうか。

しかしヤナーチェクのカルテットは、形式とかないっすね。予想外の展開で、いかに聴き手に衝撃を与えるか、それだけをひたすら考えて断片が並んでいる印象がある。あの時代の絵画にも、そんなものがありそうな気がする。統一すること、まとめることに背を向けて、バラし、切り刻むことに精を出している感じ。アンチの人ですね。