なるほど

って感じの結果になったピアノ三重奏・四重奏二次予選。四重奏も本選に残ったので、野平さんの曲が聴けますね。そしてモーツァルト、スメタナ、ラヴェルで凝りに凝った解釈を聴かせてくれた彼(ピアノ・トリオはピアニストに魅力・色気がないと成立しないんだなあと今日は改めて思ったけれど、それにしてもこのグループにおける「彼」の存在感は異例)が武満徹をどう弾くか?

それにしてもラヴェルのピアノ三重奏曲は、今更ですが、よくできた曲ですねえ。それぞれ全然違った演奏だったので繰り返し聞いても飽きなかった。終楽章にノクチュルヌへのオマージュみたいなモチーフが出てくるからといって、その直前のところをドビュッシーの「海」みたいなサウンドにしてしまう演奏がありうるとは思わなかったけれど。

(なお本選以後の感想は、諸事情でここに書くことはできませぬ。あしからず。どうにかして自力で聴いてください。)