- 作者: 後藤暢子
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2014/08/10
- メディア: 単行本
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ざっと見ることしかできていませんが、戦後1960年の「黒船」再演のことはまったく出ていない(年譜にもない)。というより、評伝のバランスとして考えたときに戦後の記述がそこまでに比べて目に見えて薄いですよね。
おそらく歳を取るにつれて創作者(作曲家)として以外の動きが多くなるのだろうし、自分で動くより周りから色々なことに担ぎ出されることが増えたんじゃないかと思うのですが、それともうひとつ、関西との関わりがもうちょっと本当はあるんじゃないかなあという気がしました。
とりあえず、朝比奈隆のことを追っていると、時々、山田耕筰の影が見えるので、何か書いてあるかと思ったのですが、残念ながら何もなかった。
たぶん、まだ採掘されていない鉱脈があると思います。