外題・内題

和本入門 (平凡社ライブラリー)

和本入門 (平凡社ライブラリー)

書誌学の入門書というのは別に色々あるようですが、それはともかく、和本では表紙の題(外題)と本文冒頭の題(内題)が食い違うのは珍しいことではないようだ。

どの表記を採るか、原則を立てられるわけではなく、ケース・バイ・ケースと言うしかないみたい。

(大栗裕だけがいいかげんなわけじゃなかったんですね。)

論文・書誌の「お作法」にうるさい人や図書館等の目録に携わる人こそ、こういうことを基本として知っておくべきなのだろうと思う。

そういうものだ、と納得すればいいだけのことなのだから。

きれいに揃っている快感と、正確さとは、常に一致するわけではない。