(内田樹がレヴィナスなのはよく知られていると思うが、今や鈴木涼美の慶応時代のゼミのセンセ、ということになっちゃっているのかもしれない福田和也がフランスの右翼作家を論じて世に出たことを、人はまだ覚えているのだろうか。フランスゆうても、いろんなフランスがありまんねん。)
奇妙な廃墟―フランスにおける反近代主義の系譜とコラボラトゥール (ちくま学芸文庫)
- 作者: 福田和也
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2002/08
- メディア: 文庫
- クリック: 17回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
鈴木晶先生は舞踊・バレエの人になる前は精神分析の語り部で、学生時代は四方田犬彦と同期で高橋たか子(高橋和巳の妻)のところに出入りしていた人なのか……。露文出身なんですね。言語化されざる心の領域みたいのをいっぱい抱えた人で、傍らにはいつもそれをビシバシと分節する女性がいる、みたいな感じなのだろうか。
- 作者: 鈴木晶
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 1999/10
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
こういう感じの人は、女性さんにひたすら「声援を送る」で生きながらえてきたのかなあ、でも、やたらめったら「声援」だけを送られても、むう、みたいなことなのかもなあ。