プロコフィエフの交響曲

ショスタコーヴィチはマーラーのように、自らの内面的な生活を脚色してみせる類い稀な才能を持っていた。自分自身の運命と自国や世界の運命とを区別して見てはいなかった。それとは対照的にプロコフィエフとシュトラウスは「自己自奉者」で、世界が自分の周りを回っているという姿勢を維持しようと努めた。(訳書250頁)

20世紀を語る音楽 (1)

20世紀を語る音楽 (1)

プロコフィエフの5〜7番の交響曲は、あんなにわかりやすかった音楽家がこうなっちゃうんだなあ、と何とも言えない気持ちになる。

広上・京響はどんな演奏をするのだろう。