感想2つ

仕事部屋(音楽資料しか置いてない)とは別に、机や何かを揃えて快適に読書できる部屋をつくったのがいいのだが、他のことをすべて終えてから本を読みはじめると、一日が24時間では足りないことがわかった。睡眠不足。

遠き落日(上) (講談社文庫)

遠き落日(上) (講談社文庫)

小保方騒動のときに、野口英世の業績も怪しいものが実は多い、という話が出ていたように思うが、そのあたりも含めて、すごく面白い評伝だった。

やっぱり、むしろ佐村河内を考えるときにこそ英世のキャラが参照されるべき、との思いを強くする。

OGT244 リヒャルト・シュトラウス 四つの最後の歌 (OGT 244 MINIATURE SCORES)

OGT244 リヒャルト・シュトラウス 四つの最後の歌 (OGT 244 MINIATURE SCORES)

晩年のシュトラウスの日常の細々としたエピソードが刺さる。音楽之友社のシュトラウスは小鍛冶さんと広瀬さんが分担して解説を書いているんですね。

(コンサートの解説には東条とかがズカズカと入り込んで来ますが、さすがに楽譜の解説をああいう人に書かせるほど出版社は不見識ではないようなので、音楽学者が落ち着いて仕事のできる場所ですね。

気がつけば、昨年は楽譜を結構色々買った。借りて急場を凌ぐのでなく、大事な曲の楽譜はちゃんと手元に揃えておきたいという気持ちは何なんでしょうね。)