私も外山さんが登場して指揮台に立った瞬間とようやく気付いたのだが、どうやらやっぱり誰も指摘していないらしい。
1959年、第2回の大阪国際フェスティバルにはストラヴィンスキー自作自演(N響)があって、東京公演はNHKの映像も残っている。火の鳥組曲もやってますよね。
外山さんは、N響研修生として岩城さんと一緒にこれに立ち会っているんじゃないだろうか?
(黛敏郎が別の曲でチェレスタ奏者としてN響に潜り込んだ、という話もあるようだし。)
ストラヴィンスキーの自作自演を旧フェスティバルホールで体験した人が、目の前で同じ曲を83歳になってから指揮している。
そう思うと、感慨深いものがあった。
(ストラヴィンスキーもたしかそんなに大きな人じゃなかったらしいですよね。)