私は結構本気でメンデルスゾーンを推しているつもりなのですが……、
「メンコン」のイメージをアップデートできるような演奏はないのかと探したら、テツラフとヤルヴィの演奏がとてもいいんですね(NMLにあった)。
- アーティスト: Mendelssohn
- 出版社/メーカー: ONDINE
- 発売日: 2011/12/21
- メディア: CD
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第1楽章は六連符にきこえる三連符と十六分音符にきこえる八分音符のパッセージの取り扱いと使い分け、第2楽章は中間部の執拗なアウフタクトのリズムが主部の再現でベースにエコーのように残っているあたりの処理、リズム感の良さがポイントだと思う。このあたりがちゃんとしているから終楽章の開放感が映える。
ドイツ・カンマーフィルは何故か関西には来てくれなくなっており、昨年のブラームスを聴けなかったのが惜しまれる。オーケストラの小回りが効いて、まるでピアノ三重奏曲のようなバランスでヴァイオリンとチェロが切り結ぶドッペル・コンチェルトが聴きたかった。