ごん狐

「ごん狐」の誕生

「ごん狐」の誕生

新美南吉「ごん狐」が国語教科書にはじめて収録されたのは1961年だった、との記述がある。とすれば、大栗裕が1962年に「ごん狐」を作曲したのはタイムリーだったことになる。

ただし、「○○の誕生」というカルスタ風のタイトルではあっても、そういう風に「神話の創られ方」を詮索した本ではない。国語教材としての新美南吉については、一昨年が生誕百年だったこともあり、これとは別にいくつか本が出ているようだ。