文学の世代論、音楽の世代論

自国の死者と他国の死者、という他者論よりも、太宰治と大岡昇平が同じ世代だ、という指摘が興味深く思われ、

敗戦後論 (ちくま学芸文庫)

敗戦後論 (ちくま学芸文庫)

処女作文庫版の巻末の年譜で、著者自身が全共闘ど真ん中だということを知る。(70年代から80年代前半は国会図書館勤務だったんですね。)

アメリカの影 (講談社文芸文庫)

アメリカの影 (講談社文芸文庫)

音楽でいうと、太宰や大岡は、朝比奈隆や深井史郎と同世代だ。あまり考えたことがなかったけれど。