文と虚

「読むこと」それ自体ではなく、おそらく「読む」と「読まない」の差異が鍵になり、これが、「書く・書かれる」と、「書かない・書かれない」の差異に接続されると、微弱に政治が発生する。

humanities はそこに賭ける傾向があるが、この島の文のたしなみと識字率と高さは、必ずしも humanities のヘゲモニーを意味しない。

虚が熱心に語られてしまうのは、たぶんそのせいだろう。