チーム編成

事情がわかってくるにつれて、ゲーム・ワールドは、やっぱりアート・ワールドとは別物であり、ゲーミフィケーションの他領域への有効度も自ずと限定的なものになるであろう、と思えてくる。

アート・ワールドを「ゲーム的」に解釈しうる、と思ってしまうのは、アートにゲーム的にアプローチする巡り合わせになった個体・時代・地域のバイアスだろう。

しかし、それはともかく、仮にPで闘う、となったときに、プログラムの設定に照らした「最強」に可能な限り接近した状態でチームを組む、というのでなく作戦を立てる余地があるのだとしたら、それは面白いかもしれないなあ、とは思う。

くさと虫とさかなのチーム、とか、ペット系のチーム、とか。ベトベト、ネトネト、ニュルニュル軍団、とか。

つぶらな上目遣いでこちらをじっと見て、体をプルプルと振るわせて愛嬌を振りまく個体(どこかしら、真田に嫁いだ大谷の娘を思わせる)を手軽に集めて進化させた種があちこちの競技場を席巻する様子は、ポピュリズム、という感じがする。

それにしても、水辺の生き物が珍種扱いになるのは、この島の人間の住居が山を切り開いた場所にあるからなのでしょうね。オセアニアでPをやったら、珍種の定義が違ってきたりするのだろうか?