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アートの意義

承前。

おそらく学歴エリートのなかで「勘の良い者」の割合はせいぜい2割くらいだろう。そしてこの割合は、世間一般とほぼ同じではないかと思う。勉学は、勘の良い者を選抜するシステムではないからだ。頭がいい人は勘も良いだろう、という風に世間が短期的に予測してしまうことはあるかもしれないが、長期的には、お勉強がよくできることは勘が良いことを意味しない、と多くの人が悟っている。

一方、アート(や遊び)は勘が悪いと頭打ちなので、もうちょっと勘の良い人の割合が高いかも知れない。

頭の良さと勘の良さは相関しない、と教えてくれるのが、アートのひとつの意義かもしれない。(「遊び」もひょっとするとそうなのかもね。)

artes liberalis としての musica は、やっぱりアートだと私は思う。

そして「音楽は何億年」とか妄想する音楽プロデューサーは、お勉強がよくできるかもしれないが、きっと勘が悪い。前に出た本から推測すれば、突然変異で名著を書くことができるとは到底思えないし。