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次の著者となるであろう読者のために

あのシリーズの問題点は網羅性の有無とは違うところにある(そして網羅性とは異なる問題点を検出において、情報のデジタル化や検索の精度・速度は大した問題ではない)ということが、著者にはいまだに理解できていないようだ。

そもそもあのシリーズは、「網羅的」であることが原理的に不可能な課題に取り組んでいたはずなのに、既に書いてしまった著者は、そのことをもう忘れてしまっているようだ。

とはいえ、著者とは、既に書いてしまった過去の人だから何を言おうがどうでもよくて、次の著者となりその業績を乗り越えようとする読者がわかっていればいいことだが。

おそらくこの著者は、自らの過去の業績に対して、次の著者となりその業績を乗り越える読者の立場を放棄しているのだろう。それはつまり、この著者はここでおしまいであり、彼はもう現役じゃない、ということになってしまうわけだが。