決定的な細部

瞬間の効果に固着するか、さもなければ全体の粗雑な把握以上に踏み込めない、という症状は、両者をつなぐ決定的な細部を探り当てていないピントはずれの饒舌なわけだが、決定的な細部を見つけられるかどうかは運や才能や偶然の問題なのだろうか。それとも教育教養経験の問題なのだろうか。それとも、最近はやりの制度的な格差なのだろうか。

要するにアートとは何かという話なわけだが。