オーケストラと雅楽・邦楽

ということであれば、大澤壽人のコントラバス協奏曲の緩徐楽章がフルートに微分音を吹かせて龍笛を模倣しているのは、面白いサンプルではないかと思います。武満徹と黛敏郎が全然違う音楽を宮内庁楽部のために書いたように、戦前の作曲家の雅楽・邦楽へのアプローチも近衛秀麿(越天楽)と大澤壽人では随分違う。

(コントラバス協奏曲は楽譜が出版されるようですね。)

……と雑談しつつアルプス交響曲について人前で話す準備をしていて、カラヤンのかっこいい映像をみながら、この曲はソルフェージュがしっかりしている山田和樹におあつらえむきだろうなあ、きっといつかやるだろうなあ、と思っております。