東京の人がこの話題を事実関係等についてノーミスで書いているのを初めて読んだ。読むべき資料に全部目を通していないと、こういう言葉遣いでこの話を書ききることはできないと思う。
朝比奈隆の欧米視察の力点がオペラにあったことをさらりと書ける人って、本当に少ない。彼の足跡、彼が書いた文章を読めば自ずとそう思えるのに……。
「夕鶴」と「修禅寺物語」(←たぶんこの歌劇は「善」ではなく「禅」の字を使っているはず、「お蝶婦人」のほうは、「蝶々夫人」ではなく関西歌劇団公演時の外題をちゃんと使っているのに惜しい!)に初演キャストによる録音があるのは当時の雑誌記事から把握していましたが、山崎さんは入手していらっしゃるのでしょうか。聴きたい!
- 作者: 山崎浩太郎
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このあたりの本の関西関連の箇所と読み比べれば、思い込み・決めつけ(&孫引き)で書いている人とそうではない人の違いがわかるはずです。
- 作者: 増井敬二,関根礼子,昭和音楽大学オペラ研究所
- 出版社/メーカー: 水曜社
- 発売日: 2011/11/05
- メディア: 単行本
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- 作者: 丸本隆,荻野静男,佐藤英,佐和田敬司,添田里子,長谷川悦朗,東晴美,森佳子
- 出版社/メーカー: アルテスパブリッシング
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こういうことをやっていると、「大学」の信用は落ちる。