2014-02-13から1日間の記事一覧

「わたしが研究していることについて、所要時間一分の説明と五分の説明と一三時間の説明と、どれをお望みですか?」

etc

マーカス・デュ・ソートイは、『素数の音楽』も面白かったけれど、『シンメトリーの地図帳』(原題 Symmetry)はさらに強力に読ませる。 シンメトリーの地図帳 (新潮クレスト・ブックス)作者: マーカス・デュ・ソートイ,冨永星出版社/メーカー: 新潮社発売日…

ロジスティクス:オーケストラの兵站

In a live performance, the logistics of safety and precision in placement of the shots require either well-drilled military crews using modern cannon, or the use of sixteen pieces of muzzle-loading artillery, since any reloading schemes to…

音楽の減反政策

突飛な思いつきなのは重々承知していますが、過去の様式で曲を書くことを「課題の実施」としてのみ許可する、というのは、減反政策に似ているのではないか。勝手に作ると「オリジナリティがない」とペナルティを課されるけれど、レッスンで「課題の実施」と…

彼には、まだ未発表のバロック風コンチェルトがあった!

……ウソ。レスピーギのなんちゃってバロック風ヴァイオリン協奏曲。

在外研究の条件

……ということで、午前3時を過ぎて、まだ延々とレスピーギを聞き続けて、これはファリャと並んで調べたら面白そうだという感触を得たのですが、音楽学でヨーロッパの周縁国というと北欧か東欧で、スペインやイタリアに人があまり行かないのは、成果の見込める…

「春の祭典」の祭典からベートーヴェンへ

etc

ラヴェルとシュトラウスを巧妙にパクった「ローマの噴水」というのがあって、どうやらこれを書いたのは、バロック音楽オタクで作曲志望のイタリアのヴァイオリン弾きらしい。そう聞きつけて、興行師の勘でこれはイケると判断したのがバレエ・リュスのディア…