2015-02-07から1日間の記事一覧

不機嫌

マーラーを識る作者: 前島良雄出版社/メーカー: アルファベータ発売日: 2014/12/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 二冊目の著書でも相変わらず著者は常に不機嫌ですが……、学者が正確な情報を掘り起こしたような場合でも、それが日本の普…

資本主義から修道院へ

いと高き貧しさ――修道院規則と生の形式作者: ジョルジョ・アガンベン,上村忠男,太田綾子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/10/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る 「剥き出しの生」を通して「宗教としての資本主義」を見てしまった…

校門を出ず

明治の尋常小学校:学校唱歌は校門を出ず平成の大学院重点化:博士のジャーゴンは校門を出ずそしていずれの場合においても、校門でせき止められた観念たちは紙と文字の世界に溢れる。(出版物の量産とか、いまならネットか?) 日本の軍歌 国民的音楽の歴史 …

【画像公開】1956年5月からあの曲のタイトルは一貫して「大阪俗謡による幻想曲」である、当然だが

STAP事件ではネットに出ていた画像が人々の心を動かしたそうなので、公開しておく。『ミュージック・アンド・バレエ』1956年5月10日号1面(最終号、次号で『関西芸術』に改称) 記事2段目5〜6行目に「大栗裕氏作曲、大阪俗謡による幻想曲」 『関西芸術』…

【証拠申請】大栗裕「『大阪俗謡による幻想曲』について」『関西芸術』48、1956年5月20日発行

戸田直人様、三宅孝典様、大阪市音楽団様、いずみホール様、ならびに、ウィキペディア運営者様へ作曲者の大栗裕自身は、『関西芸術』という関西交響楽団の情報紙(後継が現在の「関西音楽新聞」)に、『大阪俗謡による幻想曲』についてという文章を寄稿して…

大栗裕「大阪俗謡による幻想曲」に関してウィキペディア項目にも観察される独特の言説への戸惑い

[2/10 一部改稿]

孫や曾孫の代まで著作権

著作権保護期間を70年に延長するのは、権利者(とうてい100年は生きることがないヒトという生物)ではなく、権利を半永久的に保持したい企業・団体(いわゆる法人)の論理ではないか。個人としての権利者の死後、その遺族が70年も著作権を管理し続けるのは、…