「音楽現代」2月号の新譜CD評、私が受け持ったのは次の2枚。
- アーティスト: ピヒラー(ギュンター),Pascal Devoyon,NHK交響楽団,ピヒラー,モーツァルト,ギュンター・ピヒラーパスカル・ドゥヴァイヨン
- 出版社/メーカー: マイスター・ミュージック
- 発売日: 2006/12/25
- メディア: CD
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- アーティスト: 大阪フィルハーモニー交響楽団大植英次,ラヴェル,武満徹,R.シュトラウス,大植英次,大阪フィルハーモニー交響楽団,長原幸太
- 出版社/メーカー: フォンテック
- 発売日: 2006/12/21
- メディア: CD
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ピヒラーの演奏は、ニ短調のピアノ協奏曲(ピアノ:ドゥヴァイヨン)を聴いて、アルバン・ベルク四重奏団の凄惨で恐ろしいシューベルト「死と乙女」のDVDを思い出しました。
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2006/05/10
- メディア: DVD
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筋金入りのウィーンの表現主義がベースにある人なんでしょうね。
大植さんの演奏は大フィルの音楽監督就任時のマーラー「復活」から聞いていますが、批評を書く機会はこれまでありませんでした。(関西的に、「大フィル音楽監督」というのは、一種の大名跡だから、大御所の人が書くことになっているのかもしれません。よくわかりませんが。)
最近の演奏や、来年度への記者会見での抱負の口ぶりなどから感じていたことでもあり、
大植英次は、派手な身振りや言動とは裏腹に、実は繊細で夢幻的な音楽が合う人だ。
と書いてみたのですが、どうでしょう?